わたし中年サラリーマン(twitter:@tyuunen_fire)がフリーター期間を経て21歳で初めて勤めた会社は、地方で建設業を営む、社員100名ほどの小規模企業でした。(現在も在籍)
設備工事という、建物の空調や給排水を担当することが主な業務内容です。
年々改善しているとは思うのですが、入社当時はパワハラであったり過労働が常態化していました。
入社した際、2人の上司の元で働くことになりました。
この2人がどちらもキャラクターの濃い方で、社会経験の浅い自分には相手をすることが大変でした。
初めての担当物件と現場に来ないA係長
入社して初めて担当した物件は、某ターミナル駅近くの新築マンションです。
着工段階からの乗り込みでしたので、仮囲いを作るところから入居者が引っ越ししてくるところまで、最初から最後まで勉強させていただいたことは今でも感謝しています。
入社して数年は先輩のサブという形で勉強することになります。
わたしの初めての直属の上司はA係長となりました。
ただ、この時期A係長はご自宅を新築されるにあたって、色々と決めなければいけないことが多く、また、契約などもあったようで忙しかったようで、
・私に対しては、会社で図面を書いたりお金の処理があるから現場に行けない。
・会社に対しては、現場に行ってくる。
、、このように立ち回っていたようです。
当時のA係長がなぜこのようなすぐばれる嘘をついたのか、未だに理解できません。
工事現場は週に6日稼働していたのですが、実質週2日程度しか働いていなかったAさん。
私自身わからないことだらけで、他業者に怒られ、上司に聞きたいことも聞けず(電話も通じず)大変鍛えられました。
仕事内容やお酒の席でのことなど色々ありますが、Aさんに関しては仕事に来ない、仕事をしないという部分でいろいろと泣かされました。
今も会社にいるのですが、Aさんが脳梗塞になった際に心から心配できなかったくらいにはわだかまりがあります。(闇
週7日飲み会と愛人宅に私を連れ込むB係長
入社時にもうひとつ担当した物件は15階建ての駅直結の新築マンションです。
施工難度の高い物件でしたが、私が入社した時点で既に躯体工事がほぼ終わっており、仕事自体はスムーズに終わりました。
この物件ではB係長と仕事をご一緒させていただきました。
Bさんは人間的にも明るく、仕事事体も楽しかったです。
ただ、Bさんはお酒が強くて癖が悪かったです。
一時期は一か月の内25日間飲んでました。(わたしも同席
新入社員の薄給で足りるわけもなく、貯蓄を切り崩しながらお付き合いしていました。
お付き合いする分には人柄も良く楽しい方でしたので、嫌々というわけではなかったです。
しかし、Bさんとのお付き合いにはひとつ大きな問題がありました。
Bさんは愛人を抱えており、ことあるごとにその愛人宅へ私も連れて行こうとするのです。。
私は千葉県在住の県内勤務なのですが、その愛人宅は都内にあり、行ったらまず帰れない。
しかもその愛人、Bさんより酒癖が悪く、処構わず暴言吐いたり大声出したり手を上げたり。。
嫌いでした。苦手でした。(泣
Bさんの奥さんやお子さん含めて、社員数名で旅行に行くくらいには仲良かったのですが、この愛人と絡むのがどうしても嫌で、Bさんとは少し疎遠になってしまいました。
今は巡り巡って再度直属の上司になり、良好な関係です。
何もできないC係長
次の現場は50階建ての高層マンションです。
この現場は私の社歴の中でトップクラスに地獄でした。
仕事で帰れない日々の始まりでもありましたし、建築や他業者、上司と全ての人の心にゆとりがなく、常にどこかで諍いが発生していました。
朝は6時過ぎには家を出て、帰宅は早くて22時、終電というのも当たり前でした。
心が病むんですよね。
電車を降りて家に帰るまでの徒歩15分くらいで泣いて、心を落ち着けて家に帰るという生活を続けていました。
元々いた上司二人と私とで、物理的に人が足りずオーバーワークになりながらも毎日仕事を進めていました。
先任の上司の方は私の数倍大変だったはずなのですが、色々とお気遣いいただき今でも頭が上がりません。
そんな中、会社から応援が来ることになりました。
それがC係長です。
この方は単純に仕事が出来ない方でした。
目の前にあることも、期限が来ている作業も、今しなければならない
年齢的には4人の中で一番年長という事で、先任の上司の方も注
人は増えたものの仕事は減らず、ストレスだけが増えたように感じていた最中、さ
C係長の職長会費使い込み事件
新築の場合、現場に携わる業者で職長会という組織を結成します。
そして結成後に、職長・会計・書記など何社か任命されて運営することになり
職長などを鳶や型枠大工が務め、会計書記を電気や設備業者が行う
私の会社は会計を担当していました。
小さな物件では10社程度の規模で、月5,000円程度。
着工から竣工まで通しても60万くらいのお金しか動きません。
しかし高層ビル建設ともなると、入れ替わりがありつつも工事期間中に出入りする業者が50社を
会費を多く取られる業者も出たりして、月の収入は毎月30万円超です。
そのお金は職長の懇親会に使われたり、現場内の掃除用具を揃えた
私が来るまでは元々いた上司の一人が管理していたのですが、就業
その後、今までやらなかった仕事をさらに手を抜くようになり、日
怪しいなぁとは思っていたのですが、最終的に現場全体で行ったバ
近所のスナックで200万円ほど使い込んだそうです。
横領分は会社が弁償しました。
納得いかないのが、会社はクビどころか降格にしなかったし、Cさん本人も会社辞めなかったんですよね。
その後、Cさんが外れた職長会の担当が自分に回ってきたのもツラかったです。
通常の業務だけでもパンクしているのに、余計な職長会の業務で毎
怒りと恥ずかしさで気が狂いそうでした。(若さゆえ。。
当時22か23歳の自分には過酷な環境でした。
結婚して子供が生まれたばかりでなければ、間違いなく辞めていた
会社に入って2年間で色々な経験をさせていただきました。
長くなってしまったので今日はこれで終わります。
関連リンク『ブラック企業体験談②』
https://tyuunen-fire.blog/20210904black
関連リンク『会社に退職を伝えた話』
https://tyuunen-fire.blog/20210904taishoku
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