individual-type Defined Contribution pension plan
「 個人型確定拠出年金 」の愛称
iDeCoという制度は、国が運営している年金制度が立ちいかなくなることから以下の流れで作られた制度です。
昭和日本『20歳から60歳まで頑張って働いて税金を納めてください!
その代わり60歳を過ぎたら働かなくても十分暮らしていくことの出来るお金を国から支給します!』
その代わり60歳を過ぎたら働かなくても十分暮らしていくことの出来るお金を国から支給します!』
平成日本『このままじゃ年金制度も健康保険制度も破綻しちゃう・・なんとかしないと・・』
令和日本『年金だけじゃ生きていけませんよ、みなさん自分で老後の蓄え作ってくださいね。
その代わり今から老後のことを考えている人だけは安心して暮らしていける制度作っておきましたよ。』
年金や健康保険制度のほころびは国の責任が大いにあると思うのですが、その先を国民に丸投げするだけではなく一応iDeCoという制度を作ってくれたというのはありがたいと思うべきなのでしょう。
目次
『iDeCo』
iDeCoについて自分なりに調べた結果ですが、
積立時の節税メリット、翌年からの節税メリット、 受け取り時の節税メリット全てが最強でした。
積立時の節税メリット、翌年からの節税メリット、
iDeCoとは(厚労省資料より)

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iDeCoの何が最強なのか、まとめてみたので良かったら見ていってください!
1.積立時の節税メリット

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会社員やパートなど、世の社会人の9割が給与所得を得て生活をしています。
つまり多くの人の毎月の給与は、実際に稼いだお金からお金を引かれて、初めて手取り(実際に使えるお金)として残ります。
実際に稼いだお金 ー (年金+保険+所得税+住民税) = 実際に使えるお金(可処分所得)
iDeCoでは毎月の給料から引かれる、所得税と住民税に税制メリットが発生します。
どのくらいの金額がメリットになるかは年収や住んでいる地域で差が出てくるのですが私の場合ですと、
37歳 年収500万 会社員

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毎月23,000円の積み立てをすることで、所得税が年間41,600円
60歳までで915,200円税金が引かれなくなります。
65歳まで働いて積み立てを続ければ、さらに5年分の208,000円が手元に残ることになります。
60歳までで915,200円税金が引かれなくなります。
65歳まで働いて積み立てを続ければ、さらに5年分の208,000円が手元に残ることになります。
どのくらい得なのかピンとこない人は預金と比べて考えると分かりやすいと思います。
定期預金に240,000円を10年間預けた場合に得られる金利0.03%
10年間複利で計算して0.3%増
10年間複利で計算して0.3%増
金額にして+793円でした。
一方、iDeCoに240,000円(月20,000円) を支払った(積み立てた)ことで節税される金額は36,200円
金利換算にして15%増(年利)となります。
金利換算にして15%増(年利)となります。
年利15%なんてバブルの頃でもありませんでした。
この税制メリットだけでもスタートする価値は十分あると思います。
この税制メリットだけでもスタートする価値は十分あると思います。
2.運用益の税制メリット

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iDeCoで毎月お金を積み立てているのは、iDeCoという場所に毎月お金を支払っているわけではありません。
証券会社にお金を払って投資信託を購入しています。
証券会社にお金を払って投資信託を購入しています。
iDeCoという制度を使ってSBI証券や楽天証券などの証券会社を利用し、投資信託を買った結果として得をするのです。
Go To Eatという制度を使ってホットペッパーや食べログなどの予約サイトを利用し、食事に行った結果としてポイントをもらうようなものですね。
Go To Eatという制度を使ってホットペッパーや食べログなどの予約サイトを利用し、食事に行った結果としてポイントをもらうようなものですね。
私個人の考えとしては投資信託は極限までリスクが抑えられた、いわゆる勝者のゲームのように感じられましたので、運用益の非課税になる制度の恩恵を全力で受けにいきたいと考えています。
運用益の非課税が具体的にどのような計算になるかですが、計算式としては
税金 = (運用利益 ー 積み立て金額) × 20.315%となります。
例えば1,000万円分の投資信託商品を積み立てている状態で、その年に配当が100万円入ったら20万円が税金として引かれるというものです。
当然ですがこの税金が免除されるというのは非常に大きいです。
税金 = (運用利益 ー 積み立て金額) × 20.315%となります。
例えば1,000万円分の投資信託商品を積み立てている状態で、その年に配当が100万円入ったら20万円が税金として引かれるというものです。
当然ですがこの税金が免除されるというのは非常に大きいです。
投資信託も株式購入の一種ですので、株=ギャンブルという価値観の方は抵抗があると思います。
そういった方も債券型や元本保証型の商品がありますので、不安な方はiDeCoのポートフォリオに組み込むとより安心かもしれません。
そういった方も債券型や元本保証型の商品がありますので、不安な方はiDeCoのポートフォリオに組み込むとより安心かもしれません。
ただ・・・
投資信託(特にiDeCo)は非常にリスクの低い、長期で見た際に利益を見込めるコンテンツであるとされています。
定期預金で貯金をしていると考えれば、先の項目の税制メリットだけでも十分大きなメリットを享受出来ています。
ですが、お金は増えたら増えただけうれしいですよね。
定期預金で貯金をしていると考えれば、先の項目の税制メリットだけでも十分大きなメリットを享受出来ています。
ですが、お金は増えたら増えただけうれしいですよね。
もちろん相手が株である以上、リーマンショックやコロナ禍、震災のような各種災害災禍で受け取り時に株価が暴落していて原価割れを起こしている可能性もあります。
そのようなリスクはもちろんある、そのことを考慮した上で私はリターン(利益)を求めることとしました。
そのようなリスクはもちろんある、そのことを考慮した上で私はリターン(利益)を求めることとしました。
その判断の根拠は大きく2つあり、
- iDeCo対象の投資信託は、投資初心者でも損が発生しにくいように
リスクが低く手数料の安いものが厳選されている。 - 近年、投資信託で主力の商品である全米株、全世界株の指数は15年以上の長期で見た場合に利益が出続けている。
1.について
iDeCoの設立理由もあり、投資初心者のために高リスク商品がはじめから排除されている。
また、各種手数料が低く設定されていて場合によっては無料となっている。
2.について
SP500の歴史
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S&P500の過去60年のグラフです。
ITバブルで値上がったり、リーマンショックやコロナ禍で急激に値下がっている事がわかると思います。
ITバブルで値上がったり、リーマンショックやコロナ禍で急激に値下がっている事がわかると思います。
やはり株式投資はギャンブル、購入はおそろしいもの・・
と思われた方、ちょっと待ってください。
確かに社会情勢などで上がり下がりを繰り返す株価ですが、iDeCoで購入する投資信託商品は長期積み立てが基本です。
15年以上という単位で見てみると、
45歳の方が、2000年頃のITバブル時の高値2150$で定額積み立てをスタート15年後(15年~現在)に売却した場合でも
15年以上前(S&P500開始~15年)に積み立てをスタートして2009年頃のリーマンショック時の底値株価720で売却した場合でも
15年以上前(S&P500開始~15年)に積み立てをスタートして2009年頃のリーマンショック時の底値株価720で売却した場合でも
15年以上積み立て運用を行った場合は過去60年間の歴史で元本割れを起こしたことがないということが分かります。
投資信託の持つ複利の力がよく効いているようで、一番利益の低かった時期でも15年間の平均年利は3.5%を超えており、直近30年の平均年利は9.4%です。
過去60年間で毎月20,000円を15年以上S&P500で積み立て投資を行った場合、
どんなに運が悪い人でも100万円の利益
そして平均では360万円の利益が出ているのです。
どんなに運が悪い人でも100万円の利益
そして平均では360万円の利益が出ているのです。
今現在(2021/8)の最高値更新のニュースや、バブルが長い期間続いていることを考慮するとこの後の反発が怖いですし、これから値下がると予想しつつ投資を始めることは少し抵抗がありますが、
積み立て投資を行う際にしてはいけないことのひとつに始めることを後回しにすることという言葉がありましたので株価バブルの状態ですがわが家はiDeCoを始めることとしました。
積み立て投資を行う際にしてはいけないことのひとつに始めることを後回しにすることという言葉がありましたので株価バブルの状態ですがわが家はiDeCoを始めることとしました。
余談ですが妻の理解も得ることができました・・!
容量オーバーなのかネットが不調なのか、画像が貼れなくなってしまったので次の記事もiDeCo関連になります。
NISAの記事になかなか辿り着けず申し訳ありませんm(__)m
NISAの記事になかなか辿り着けず申し訳ありませんm(__)m
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