『NISAとは』

URLをコピーする
URLをコピーしました!

コロナショックを跳ねのけた米国株価の高騰もあり、投資に興味を持ち始めた投資初心者の方が増えてきているように思います。

投資初心者がまず目にすることになるのが、『NISA』と呼ばれている制度です。

新NISA,積み立てNISAなど種類があるようですが、NISAとはどういった制度なのでしょうか。

それぞれの特徴をまとめてみました。

目次

1.一般NISA

単に「NISA」と読んだ場合に指すNISAがこの一般NISAとなります。
1年間の非課税枠が120万円。非課税期間は最長5年間です。
株式、ETF(上場投資信託)、投資信託などの金融商品に投資できます。

メリット

  • いつでも引き出すことができる
  • 投資のタイミングが自由
  • 投資可能商品の種類が豊富

デメリット

  • 手続きや仕組みが少し複雑
  • 2024年から制度が少し変更する(人によっては変わらず、またはメリットも

2.つみたてNISA

投資初心者でも利益が出やすい投資信託を購入できる、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
1年間の非課税枠が40万円、非課税期間は最長20年間です。
毎月積み立てで購入ができるので少額から投資を始めることができます。

メリット

  • 少額で投資ができる
  • いつでも引き出すことができる
  • 非課税枠を長期間利用できる

デメリット

  • 投資可能な商品の種類が少ない

3.ジュニアNISA

日本に住んでいる0歳から19歳までの未成年が対象で、1人1口座開設できます。
1年間の非課税枠が80万円、非課税期間は最長5年間です。
親や祖父母が代理で、最大400万円分の教育資金を非課税で運用することができます。

メリット

  • 相続税対策として利用できる
  • 他にもありますが・・

デメリット

  • 口座開設者が18歳まで払い出しができない
  • 18歳以前に払い出しをする際は、過去の利益に対して課税される
  • 2023年までで廃止される。

ジュニアNISAは良い制度なんですけど、わが家はもうある程度学資保険積み立ててしまったので多少の今更感が・・
家計に余裕があるご家庭は今からでも検討の余地あると思います。

『NISA』と『つみたてNISA』どちら

税制メリットの大きい『NISA』と『つみたてNISA』ですが、どちらか一方しか利用できません。
ジュニアNISAは別枠です。まもなく終わりを迎えますが。

人によってどちらを選ぶべきかは変わるのですが、わたしを含む投資初心者は、
『つみたてNISA』を選んでおけばおおむね間違いないと思います。

つみたてNISAのメリットを改めてくわしく説明します。


メリット1:20年間は運用益・分配金が非課税

つみたてNISAは運用益・分配金が最長20年間非課税となります。
投資で利益を得た場合、通常は運用益・分配金に対して20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでは20年間それがかかりません。
そのため、本来差し引かれるべき税金分も運用にあてることが可能です。
もちろん最終的に現金化する際も、非課税のため満額を受け取ることが出来ます。

メリット2:少額から始められる

毎月の積立額を少額から投資を始められるのもつみたてNISAの特徴です。毎月1,000円、1万円など、家計に負担をかけない範囲で長期的に資産形成を目指すことができます。
途中で積み立て金額の変更を行うこともできます。

メリット3:積立型なので「買いのタイミング」に迷わない

買いのタイミングを見極めることは投資のプロでも難しいとされていますが、つみたてNISAの場合は設定した間隔で自動的に買い付けるので、買いのタイミングを判断する必要や手間がありません。

メリット4:ドル・コスト平均法で平均買付単価を抑えられる


画像クリックで拡大できます↑

ドル・コスト平均法とは、価格が変動する商品を一度に購入するのではなく、時期を分割して購入することで、買付単価を平均に抑える購入方法です。

例えば積立投資などで毎月一定額を積み立てた場合、
価格が高いときには少数を購入、安いときには多数の投資信託を購入することとなります。
毎月一定口数を購入する場合よりも、高値掴みを避けることが出来ます。

【まとめ】

これから投資を始めてみようという方や、長期の運用を視野に入れている方には、私はつみたてNISAをおすすめします。

つみたてNISAは、
比較的安全な商品から選ぶことが出来る。
非課税期間が最長20年と長い。
低コストから運用可能。
こういった3つの選ばれる大きな理由があり、投資初心者にも手が出しやすい投資方法であると考えます

NISAシミュレーション

つみたてNISAを満額積み立てると年間40万円です。
預けてから年利平均5%で推移したとして、20年間で、

画像クリックで拡大できます↑

元本40万円 損益66万円 受け取り金額106万円となります。

複利の力を感じますね。
単利だったら、元本40万に対して損益40万、受け取り80万円です。

今から(2021年)つみたてNISAを始めた場合、期待値を年利5%として20年後に受け取ることの出来る金額(期待値)は、

画像クリックで拡大できます↑

元本840万円 損益588万円 受け取り金額1428万円となります。

これをいくらあればゆとりのある老後を過ごせるかというシミュレーションとiDeCoの受け取り金額シミュレーションに合わせると、

画像クリックで拡大できます↑

老後に年金以外で用意したい総額
3,100万円

iDeCoで受け取ることの出来る金額(期待値)
1,680万円

NISAで受け取ることの出来る金額(期待値)(57歳時点)
1,428万円

差し引き
(1680+1428)-3100=8

このままいけば、20年後の早期退職(57歳を早期と呼ぶかはひとまず置いておき・・)をしても、それなりに豊かな生活を送ることが出来そうです。

金融リテラシーが低く、今年になるまでiDeCoもNISAも知らない私でしたが、ゴールが見えてきました・・!

余談ですが今日誕生日でした。

自己完結気味ですが、早期退職への道が見えてきたという事が私自身への誕生日プレゼントとなりました(*’▽’)

今後はこのゴールを見失わないよう、少しでも近づけることが出来るよう頑張っていこうと考えています。

資産運用を考え始めた方に訳立つ書籍をまとめました。
おすすめ書籍一覧

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる