『インデックスファンドとは』

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つみたてNISAやiDeCoで私たちが選ぶことになる商品の中でも人気な商品は、
例えばSBI証券で見てみると

  1. SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド
  2. 三菱UFJ国際-eMAXIS S 全世界株式(オールカントリー)
  3. 三菱UFJ国際-eMAXIS S 米国株式(S&P500)
  4. 大和-iFREEレバレッジ NASDAQ100
  5. ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

上位5位のうち4商品が”インデックスファンド”です。
(4位のiFREEレバレッジもインデックスファンドですが、レバレッジはFX的要素を含むため一旦除外します)
10位まで拡げてみても7商品までがインデックス投資を目的とする商品です。

目次

『インデックス投資』

インデックス投資は、指数通りの利益を得ることを目的とした投資信託の事です。
株を買うこととは少し違い、株を買う運用会社にお金を渡して運用してもらう投資方法になります。

指数が何かわからない人は、
指数=インデックス=ベンチマーク下の画像のチャート、これらは全て同じもの!と理解しておいてください。

画像クリックで拡大できます↑

インデックス投資をした際の資産の動きとしては、
2000年に$50,000分
購入した商品は、
2010年に売却した場合は$40,000
2020年に売却した場合は$100,000
このように考えてもらって問題ありません。

指数が上がれば得をし、下がれば損をするということです。

なぜインデックス投資は優れているのか

家計における株式投資の占める割合が日本の二倍以上であるアメリカで一番人気のある投資先はインデックスファンドです。
投資先進国であるアメリカでもなぜインデックスファンドは選ばれているのでしょうか。

アメリカの株取引きには100年の歴史がありますが、インデックスファンドが生まれたのは1975年と比較的最近の出来事です。

そして、インデックスファンドという投資信託を生み出した当時小さな運用会社であったバンガード社は、今では世界で最も有名な資産運用会社のひとつとして現在も名を馳せています。

【理解されなかったインデックス投資】

現在でこそ投資先進国であるアメリカで最も選ばれる選択肢となったインデックスファンドですが、設立当初は非難が多く理解されないファンドだったそうです。

運用会社は運用報酬で給料を稼いでいる投資のプロなのだから、平均よりも多く稼がないと納得できないという理屈です。

当時の批判の声も理解できます。

平均ということは極端な話、
上場企業の株式を薄く広くまんべんなく平均的に購入すれば、指数通りになるじゃないか。
それがプロの株の買い方か?
乱暴かもしれませんが、このように多くの
方は考えたのですね。

しかしバンガード社は知っていたのです。
多くの運用会社は、指数を上回る利益を出資者に還元できていないということを。

【なぜプロの運用家が指数に勝てないか】

例えばあなたが100万円出資して、5年後の指数は20%増でした。

インデックスファンドであれば手数料を引いておおよそ19%の利益を得ることが出来ます。
19万円の利益ですね。

アクティブファンドの場合は多くの場合指数を上回る数字をひとまず叩き出します。例えば25%の利益を出したとします。
まず初めに預けたお金に対して2%
そして5年間の運用手数料に対して5%経費が掛かります。
18万円が手元に残ります。

バンガード社は、目標の利益を指数とすることによって、リスクを回避すると共にリサーチ費などの多くの経費を削減することが可能としたのです。

iDeCoやNISAでインデックス投資

iDeCoとつみたてNISAで購入することになる商品は基本的にインデックスファンドでしょう。

特にiDeCoは老後の資産形成を目的に積み立てていくわけですから、
証券会社に資料を請求して、手続きを行って、いざ投資信託を選ぶとなった際、

画像クリックで拡大できます↑
株価の変動があるから投資信託にお金を支払うことがこわいと思う方がいるのも理解できます。

そしてこのこわいという感情に対して、
安心してください!株価が下がってもなんとかなる理由があるんですよ!
とは言えないのです。

基本的に有価証券は価値が変動するため、株や投資信託は元本割れのリスクを理解したうえで自己責任で購入となるのです。

【株価が暴落しても生き残る】

安心してください!株価が下がってもなんとかなる理由があるんですよ!とは言えないのですが、みんながこぞってインデックス投資をしているのには理由があります。

これはアメリカで近年最も信用度の高い指数S&P500です。

画像クリックで拡大できます↑

上がり下がりがありながらも、全体として右肩上がりであるのが分かると思います。

このグラフには法則性があり、この表の横軸を15年以上の単位で切り取ったときに、どの期間で定額積み立てを開始しても利益が出ているのです。

iDeCoやつみたてNISAは基本的に老後の資産形成であったり長期運用時の税制メリットが主目的となるので、インデックスファンドとのシナジーは非常に高いと考えられます。

受け取りのタイミングで暴落が起きたら・・と心配する方は、受け取りの数年前に値下がりの心配がない先進国債券などへのスイッチングもありますので受け取り方はいろいろ考えておくことをおすすめします。

おわりに

投資信託とは何かの軽い用語説明のつもりが、話が脱線してしまって本来書きたかった金融についての勉強の大切さを書く枠がなくなってしまいました。
予定と変わってしまうのですが、NISAについて書いてほしいと(ありがたいことに)リクエスト頂きましたのでそちらを優先したいと思います。

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